PID制御について解説

abstract art circle clockwork 制御工学
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制御機器では以下の3つの制御方式が出てきます:
・P動作・・・入力に比例する出力を出すこと
・I動作・・・入力の積分値に比例する出力を出すこと
・D動作・・・入力の微分に比例する出力を出すこと

本記事ではこれら3つがどういうものなのか解説し、
メリット・デメリットを挙げていきます。

1.P動作

入力に比例(Proportional)する出力を出します。

入力と出力の比をゲインといいます。

入力をゲイン倍したものが出力だということですね。

ゲインを大きくすれば素早い制御が可能になりますが、
目標値を超過してしまったりする可能性もあります。

2.I動作

入力の積分に比例する出力を出します。

IとはIntegral(積分)のこと。

入力が目標値と操作量の偏差というイメージです。

偏差が0になるまで積分による出力は続きます。

3.D動作

入力の微分に比例した出力を出します。

微分とは速度のことなので偏差が時間的に変化しているとき、
その速度に比例した出力が出されます。

時間的に変動する偏差の影響をなくす働きがあります。

まとめ

ザッとかんたんにまとめてみました。

これからも勉強した知識を発信していきます。

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